2022年6月27日月曜日

6/27-小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種

 おはようございます。

北日商会の西です。

今日も暑いですね

30度越えの日が普通になってきました。

節電が叫ばれる中でこれはまずいですね。頑張っていきます。


さて、今日は三菱マテリアル(株)より、小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種【MS7025】の紹介です。


ナノ積層コーティングにより、低送り加工における耐溶着性と耐摩耗性が飛躍的に向上し、
良好な面品位が確保できる材種となっております。
特に切削速度の変化しやすい端面加工でも安定した加工品位を実現します。

主成分のWC(炭化タングステン)粒子を最適化することで、粒子の境界数を抑制し熱伝導率を向上しました。
これによりステンレス鋼における境界摩耗の原因ともいえる、切削時の刃先温度の上昇を抑制します。

・コーティング層の均一化
超硬合金表面の平滑化により、被膜の結晶成長方向を均一化することで被膜表面の平滑化に成功しました。これにより耐溶着性に優れた安定した旋削加工を実現しました。

・振動切削での性能
工具を切削方向に振動させることで、切りくずを細かく分断しながら加工
切りくず絡みがなくなることにより加工コストの抑制、生産効率の向上に貢献

・MS9025の振動切削においての特長
①高い母材靭性により、耐欠損性に優れます。
②粗粒WCによる高熱伝導率によって刃先の発熱を抑制し、刃先強度の低下を低減できることで、ステンレス鋼など加工硬化しやすい被削材での境界損傷抑制に効果を発揮します。

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